2013年10月20日

よいこの君主論

タイトルと表紙で買いました。
久しぶりにジャケ買いで当たりをひいた!て感じです。

よいこの君主論 (ちくま文庫)
架神 恭介 辰巳 一世
4480425993

マキャベリズム in 小学校5年生!
5年3組の覇権を争う小学生たち!!
クラスの頂点に立つのは誰だッ!?

という熱い内容ですw
いや、ホントですって。

クラスを牛耳りたい良い子のみんなも、お子様に帝王学を学ばせたい保護者の方も、国家元首を目指す不敵なあなたも必読の一冊。

ね、Amazonさんの照会文にもあるでしょ?w

舞台は小学校で、登場人物も小学生ですが、
内容はまさにドロドロして黒々した、
陰謀、姦計、計略、闘争、etc・・・
小君主が群雄闊歩する乱世の世界です。

その乱世なクラスで、専制君主となるべく、
各々、クラスの有力小君主が様々な方法で、
配下を増やしていく物語となっています。


 物語パート → 解説パート → 勢力図

というような構成でなっており、
経緯と解説、その後の状態がわかるようになっています。

ここで、物語パートでおこった小君主の行動に対して、
君主論では「どのように記されているか」を解説パートで解説。
その後、名前と矢印だけですが、勢力が"どう変わったか"があります。
解説パートに登場するのは、傍観者の たろう君、はなこちゃん、ふくろう先生。

個人的にオススメが、この解説パート。
特に「はなこちゃん」の存在感は異様です。
名前からは想像できないほど斜め上発言が素敵です。

 はなこ
 「将来愚民どもをアゴでこき使うために、
  必要最低限の努力はしようと思います。」

とかねw
凄いよ、はなこちゃん。

また、物語パートにはネタ要素もチョロチョロ混ぜ込んであり、退屈しません。
「恐ろしい子っ(白目」とか「俺たちができないことを以下略」とか。
登場人物紹介時点で既にネタ要員もおりますので、
読み始めれば、話の意志質さと面白さに引き込まれてスルスル進むと思います。


PMやらリーダー等としても学ぶべきところがある君主論ですが、
さすがに「愚民」とか言っちゃうのもどうかと思いつつ、
通ずるところはソコかしこにあるもんだな、と感じました。
例えば「残虐非道は1回まで」とか。
恐怖政治は長続きしない、のは政治でも一緒ですよね。
チームワークが破綻したプロジェクトほど酷いものは無い。

また、リーダーやマネージャーが尊敬や畏怖など、
なんからかの威厳が無いと困るのも事実。
そして「PMのタメなら一肌脱ぎます!」というメンバーは貴重。
こういう状況をいかにしてつくるか?が君主論から学べるかとー。


難点を言うならば、後半が若干駆け足気味で、
イケイケだった某やり手小君主の転げ落ち方が微妙な点。
いや、確かにアレ以外で彼女を打倒する方法は無いかも、
ですが、さすがに一足飛びだったような気がします。
「おめでとー」はないわw。
後、プリン。そんなに魅力的なのか?


漫画版もあるみたいですね。
たった2巻で5年生の1年間を書ききれるのか?
ちょっと不安ですが読んでみたいですな。



正直、子どもにはオススメできるか不安ですが、
内容は非常に面白くタメにもなるとおもう一冊でした。

さぁ、クラスの覇権は誰の手に!?
ラベル:書評
posted by knockman at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。