2013年05月14日

ハッカーと画家

Lisp(開発言語)界隈で超有名人であるポール・グレアム氏著。
評判がいいので読みたいと思ってたんですが、やっと読むことができました。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
ポール グレアム Paul Graham
4274065979

いやはや、切れ味が鋭い。
発売が2005年なのに色あせていない。


「ハッカー」はコンピューターやネットを利用して、
「悪いことをする」というイメージが定着しています。
「ハッカー」=「悪人」という使い方をした報道も散見します。

システム業界の方なら、本来「ハッカー」とは、
「○○に精通したスペシャルな人材である」という、
賞賛の言葉であるということはご存知かと思います。

この本は、後者の「ハッカー」が書いた本、といえるでしょうか。

とは言え、著者自信が「ハッカー」は善でも悪でもない、
犯罪者でも、その予備軍でも無い、と一刀両断。

 自分のやりたいことだけを嬉々としてやる

それがハッカーの真髄だ、と。
それが善なのか悪なのか、は(あんまり?)関係ねぇ、と。
まぁ、これも業界人なら言わずもがな、かもしれませんが。

と、言うことで、そんな方が書いたエッセーを集めた本です。
どの章から読んでも問題ないつくりになっています。

著者がLisp至上主義者なので、その他言語が好きな方には、
「そんなに悪口言わなくても」という内容もチラホラあります。
(C++ = オブジェクト指向機能をC言語に付加しようとする"試み"とかw)

管理者視点からすると(『髪のとんがった上司』と言われるかもw)、
そんなハッカーを集める方法だったり(本書によれば"無理スジ")、
そんなハッカーの本領を発揮して仕事をしてもらう方法
(こっちは何とかできるような気がする)などが参考になるでしょうか。

システム屋さん向けの書籍にみえますが、
教育論やいじめ問題など、様々な分野が登場します。
まぁ、最終的にはシステム屋さんな話題に集約するのですが。

ちょっと初心者な方には敷居が高い内容かもしれません。
ある程度の知識や経験が無いと「はて?」となるかも。
新人さんには猛毒かもしれないので用法容量を守って以下略。

今読んでオモシロかったトコが、数年後読んだらどんな気分になるだろう?
などと、再読しようと思ってしまうあたりも凄いんじゃないかなぁ、と思います。
自分も、もう少し時間が過ぎたら読み直してみようと思いました。

しかし、以前だったら1週間ぐらいで読破できる量なのに、
約2ヶ月も読了までに要してしまいました・・・。
愛知に居た頃は移動時間が殆ど読書時間だったのに、
東京だと行きは座れないし、本すら開けないぐらい満員だし、
帰りは疲れ果てているか、酔っ払っているか(苦笑)で。
最近、早く帰れるのでこのタイミングで読書量回復と、
アルコール摂取量の削減を目指そうかな、と思った次第w

posted by knockman at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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